意外とできていない。「自分の心を自分で決める」ということ。

自分の心を自分で決める。

当たり前だという方もおられると思いますが、
意外とできていないものなのです。

多くの人は、環境・経験・他人に囚われている

人は、どうしても天気や職場などの環境に左右されます。
どうしても過去の出来事に左右されます。
どうしても他人に左右されます。

例えば、雨が降れば、嫌だなぁ、憂鬱だなぁと思ってしまいます。
「雨」は自分ではコントロールできないものです。
コントロールできない「雨」に対して
自分で勝手に、
「嫌」「憂鬱」というような意味をつけてしまっているのです。
「雨」という環境に自分の心を決められていることになります。

過去の出来事も、自分ではコントロールできません。
他人も、自分ではコントロールできません。

自分がコントロールできないことで
気分が変わってしまうというのは、
自分の心を自分で決めることができていないことになるのです。

近年のメンタル不調の原因もここにある

近年、メンタルの不調を訴える方々が多く、問題になっています。
その原因は、自分の心を自分で決められていないから
だと私は考えています。

自分がコントロールできないことに囚われてしまうと
自分の心を自分で決められず、
自分の心の状態が分からなくなってしまいます。

自分の心を自分で決める。
自分の心を大切にしましょう。

人間だから、環境・経験・他人に意味をつけてしまうことはあります。
そんなときでも「今、勝手に意味をつけちゃったな」と気づくこと、
いま何を感じているかに気づくことが重要なのです。

自分の心の状態はどうなっていますか?
自分の心を感じてみましょう。それが心を整える一歩になります。

大人たちが子どもたちの心を決めてしまっていませんか?
子どもたちにも、自分の心を自分で決めることができるように
お願いできればと考えています。

影絵は、自分の心を自分で決めるきっかけになる

影絵は、実物を見せずに、影で表現します。
具体的ではなく、抽象的な表現です。

このことは、観る人たちによって、
異なった感じ方、異なった考え方が生じるということなのです。

影絵は、自分で感じ自分で考える力を育むのに役立つと
私は考えています。

 

私たちは全国各地の小学校を中心に、
影絵劇ワークショップを開催しています。

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