結果にこだわり、結果にこだわらない~イチローさんから感じたこと~

影絵人形を作っています。

イチローさんを見て、
イチローさんは、結果にこだわり、結果にこだわらなかったのかな、
と私は感じています。

イチローさんは、数々の記録を打ち立てました。
すごく結果にこだわってきたように見えますが、
イチローさんが一番こだわっていたのは、
「そのときのベストパフォーマンスを発揮すること」
だと私は思うのです。

何歳だから、とか、
運気の良い時、悪い時だから、とか
何時代だから、とかに関係なく、
「そのときのベストパフォーマンスを発揮すること」
に集中していたと思うのです。

令和

<絵 : かさこ画伯>

年齢によって体力も衰えるでしょう。
調子が悪いときもあるでしょう。
相手投手が最高の出来のときもあるでしょう。
相手野手にファインプレーされることもあるでしょう。
ベストパフォーマンスを発揮しても良い結果が出るかは分かりません。
体力や調子や相手がどうであれ、
そのときの状況の中で、
ベストパフォーマンスを発揮すること
に集中していたと思うのです。

自分のレベルを高めるために
努力を続けてきたことはもちろんですが、
自分がどのような状態で打席に立てば、
ベストパフォーマンスを発揮できるか
も常に追求していたと思うのです。

例えば、学校の先生方や親御様は
子どもたちに結果にこだわらせようとすることが多いのではないでしょうか。
「このテストで良い点を取りなさい」
「この試合は絶対に勝ちなさい」と。

しかし、結果にこだわって失敗したことが誰にでもあると思うのです。
「好成績を残さなければいけない」
「ミスしてはいけない」
と考えれば考えるほど、
身体が、脳が、心が縮こまってしまった経験をした人は少なくないでしょう。
これではベストパフォーマンスを発揮することができません。

学校の先生方や親御様は子どもたちに対して
結果にこだわらせることは良くないと思うのです。

イチローさんも
「ここで何が何でも打たなければいけない」
と結果にこだわって、いつも打席に立っていては、
ここまでの結果は残せなかったかもしれない
と思うのです。

こだわるべきなのは、
「そのときのベストパフォーマンスを発揮すること」
なのです。

そのときのベストパフォーマンスを発揮しても、
良い結果が出るかどうかは分かりませんが、
そのときのベストパフォーマンスを発揮することが
良い結果につながる可能性が一番高いのは間違いありません。

大切なのは、
そのときのベストパフォーマンスを発揮するために
どのような準備をするか、どのようなプロセスを踏むか
だと私は考えます。

イチローさんを見て、イチローさんの引退会見を見て、
このように私は感じました。

※写真は、影絵人形を作っている子どもたちの様子です。
 そのときのベストパフォーマンスを発揮しています。

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※影絵劇団「打ち出の小づち」Facebookページ

小規模の(児童数150名以下)
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