【子どもたちに伝えるヒント】組織論で考える小学校

参加・体験型の影絵人形劇をしています。

なぜ、学校に行かないとダメなの?
なぜ、いじめはダメなの?

親御さまや先生方は、子どもたちから
このような質問をされることはあるでしょう。

これらの質問を組織論で考えてみます。
人が集まれば、組織ができます。
家族も学校も組織だと私は考えています。
極端なことを言えば、
奥様方の井戸端会議も組織の一種だと考えています。

生活をしていれば、
いろんな組織に属することになりますので、
お子さまたちに「組織の在り方」
を伝えることは大切です。

そこで今回は、
組織に対するひとつの考え方をお話しします。

組織が成立するために
必要な条件が3つあると言われています。

➀共通目的
➁コミュニケーション
③貢献意欲

この3つがないと、
組織として成り立たないと古くから言われています。

まず1つ目、共通目的です。
同じ目的を持つことです。

小学校の目的はなんでしょう。
児童たちが楽しく学ぶために小学校がある
と私は考えています。

単に学ぶだけではなく、
楽しく学ぶ必要がある
と私は考えています。

楽しく学ばないと、
自宅で勉強しようとなりませんし、
勉強の習慣が長続きしません。

ですので、小学校の目的は
「児童たちが楽しく学ぶこと」でしょう。

この「児童たちが楽しく学ぶこと」という目的を
みんなが持つ必要があります。
この「みんな」には
児童だけではなく、
先生方も親御さまも含まれます。

児童たちが楽しく学べる場を作ることを
一番に考えるのです。

ただ、この「楽しく」の基準が
それぞれ違うかもしれません。

そこで2つ目、コミュニケーションです。

コミュニケーションをとって
「これは楽しいよね?」
「これは楽しくないよね?」
と「楽しく」の基準を揃えるのです。

この基準が違う場合は、
「なぜこう考えるのか」を伝え合って
それぞれの基準を知ることが大切です。

みんなの目的、進むべき方向が揃うと
大きな力になります。

組織論で考える小学校の在り方

逆に、みんながバラバラの方向を向いていると
力は打ち消しあって
大きな力になりません。

組織論で考える小学校の在り方

そして3つ目、貢献意欲です。
共通目的をもって、
コミュニケーションをとることで、
みんなの貢献意欲が高まります。
この組織のために動こう!
と思えるのです。
上の図の矢印の長さが長くなる感じです。
矢印を合計すると、
より大きな力になるのです。

これが本来の組織の在り方です。

小学校も組織なので、
➀共通目的
➁コミュニケーション
③貢献意欲
の3つが大切なのです。

ちなみに、家族も
「幸せになりたい」
という目的があることでしょう。
でも、「幸せ」の基準がそれぞれで違うので
コミュニケーションをとって
お互いの「幸せ」の基準を知るのです。
そうすることで、
それぞれの貢献意欲は高まることでしょう。
「幸せになりたい」に近づくでしょう。

こう考えると、
家族を傷つける言動に対して
ブレーキがかかるかもしれませんね。

ちなみに、井戸端会議も
「楽しい時間を過ごしたい」
という目的があることでしょう。
でも、「楽しい時間」の基準がそれぞれで違うので
コミュニケーションをとって
お互いの「楽しい時間」の基準を知るのです。
そうすることで、
それぞれの貢献意欲は高まることでしょう。
「楽しい時間を過ごしたい」に近づくでしょう。

こう考えると、
友人や仲間、ご近所さまを傷つける言動に対して
ブレーキがかかるかもしれませんね。

ここまで考えると、
日本も組織です。世界も組織です。
「幸せになりたい」という共通目的に向かって進みましょう。

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