目標管理のコツ
目標管理について考えてみました。
新年の目標はなぜか諦めてしまう
年初めや新年度に目標を立てたことのある方も多いことでしょう。
今年は痩せる、禁煙する、ブログを毎日書く…
計画・目標を立てるけれども、
途中で諦めてしまうという経験はよくあるものです。
なぜ、目標を諦めてしまうのでしょうか。
そこに目的が明確でないからだと私は考えます。
目標よりも目的が大事なのです。
目的は、どのようになりたいのか、どのようにしたいか、
あるべき姿を思い描くことで、
目標は、「標(しるべ)」です。
印、目安くらいのものです。
目標がゴールでありません。目標は通過点です。
目標を達成することよりも、
目的に向かって突き進むことのほうが重要だと考えています。
目標設定に必要なこと
こういう話をすると、
「目的があれば、目標はなくてもいいんじゃないか」
と言う方もおられるかもしれません。
目標は必要です。
目的は抽象的なので、具体的な目標を立てて
「標(しるべ)」にするのです。
目的への進み具合を測るのが目標です。
ただ、目標にも立て方があります。
目標設定に大事な5つの要素の頭文字をとった
「SMART(スマート)」の法則というものがあります。
・Specific:具体的に
・Measurable:測定可能な
・Achievable:達成可能な
・Relevant:関連した
・Time-bound:時間軸がある
「Specific(具体的に)」と「Measurable(測定可能な)」は、
目標を数字で示すことを言っています。
「Achievable(達成可能な)」は、
達成できない目標では目標を達成しようという意欲が
湧かないということです。
負け癖がついてしまう可能性だってあります。
「Relevant(関連した)」は、
目的と関連した目標を立てることが大事ということです。
「Time-bound(時間軸がある)」は、
期限を決めるということです。
前述の例で考えますと
「ブログを毎日書く」というのは目標です。
「毎日」というのは、
「Specific(具体的に)」と「Measurable(測定可能な)」と
「Time-bound(時間軸がある)」を満たしていますね。
「ブログを毎日〇時に書く」とすることで
「Time-bound(時間軸がある)」をもっと具体的にしても良いですね。
「ブログを毎日書く」ということは、
もちろん不可能なことではありませんので
「Achievable(達成可能な)」は満たしています。
「Relevant(関連した)」ですが、
ブログを毎日書く目的は何でしょう。
私の場合「現状を変えるため」「自分を変えるため」ということになります。
目的を意識して目標を立てよう
目標のことしか考えていないと、
何のためにやっているのか分からなくなるときがあります。
達成の見込みがなくなると、すぐに諦めてしまいます。
目標はあくまでも「標(しるべ)」、印、目安です。
たとえ達成できる見込みがなくなったとしても、
目的に向かって進む気持ちがあれば、
できるところまでやろうとします。
目的を意識して、目標を立てることが最も大切だと私は考えています。