結果に囚われすぎることがパフォーマンスを落とす
子どもたちに指導するときに
「なぜ、こんなに点数が悪いの!次はもっと良い点数をとりなさい!」
「なぜ、こんなミスをするの!次はミスをしちゃダメよ!」
と言っていませんか?
言いたくなる気持ちも分からなくはないですが、
これでは子どもたちのパフォーマンスは上がらないと考えています。
宮本武蔵さん、イチローさん、羽生善治さんは、結果に囚われていない!?
剣豪・宮本武蔵さん、メジャーリーガー・イチローさん、棋士・羽生善治さんは
結果に囚われていないと考えています。
結果を出すためには、結果に囚われてはいけないことを知っているように感じます。
どうすればベストパフォーマンスを出せるかを知っているのでしょう。
結果を出すことではなく、ベストパフォーマンスを発揮することに注力しているのです。
ベストパフォーマンスを発揮しても、結果が出ないこともあります。
宮本武蔵さんの場合、ベストパフォーマンスを発揮しても
もっと強い人がいれば負けます。
イチローさんの場合も、
投手の調子が良かったり、ファインプレーに阻まれたりして
結果が出ないこともあります。
羽生善治さんの場合も、
相手が冴えまくれば格下でも負けることはあります。
結果に囚われるのではなく、いかにベストパフォーマンスを発揮するか
を常に考えているのです。
結果に囚われるとダメな理由
前述のように
「なぜ、こんなに点数が悪いの!次はもっと良い点数をとりなさい!」
「なぜ、こんなミスをするの!次はミスをしちゃダメよ!」
と言われた子供たちは、
結果を追い求めるばかりに、ベストパフォーマンスを発揮しにくくなります。
点数だけで評価するのは良くありません。
問題が難しくて、平均点がいつもより低いかもしれません。
点数だけでしか評価されないと感じた子どもたちは、
なんとしてでも点数をとりたいと考えるようになります。
平常心で取り組めなくなるおそれがあります。
ストレスになることもあります。
スポーツでもそうです。
ヒットを打ったか打たないかだけで評価するのは良くないのです。
一番は、心の状態を整えること
一番大切なことは、心の状態を整えるということです。
心には良い状態と悪い状態があります。
良い状態のときは、楽しく勉強やスポーツに打ち込むことができます。
一方、悪い状態のときは、気分が乗らなかったり、雑念があったりして、
勉強やスポーツに打ち込むことができません。
心の状態が悪いときと比べて、心の状態が良いときは、
良いパフォーマンスにつながることが分かるでしょう。
だから、結果に囚われるのではなく、心を整えることに注力するのです。
分かりやすい例は、メジャーリーガーのイチローさんです。
打席に立つ前のルーティンは、まさに心を整えるための作業です。
ルーティンを行うことで、心が整って、良いパフォーマンスが発揮できることを
イチローさん自身、分かっているのです。
だから、結果に囚われることはなく、ベストパフォーマンスを発揮し、
結果を出し続けているのだと感じています。
心を整えるための方策は、今後書いていきます。
長くなるので、今日はこの辺で。