児童たちに「夢」を訊いてみた

先日の影絵人形劇の小学校公演の中で、
初めての試みをしてみました。
それは、
児童たちに「夢」を訊くこと。
質問の前の展開はここでは省略しますが、
「夢を持っていますか?」
と児童たちに訊いたところ、
多くの手が挙がりました。
小規模の小学校だったこともあり、
手を挙げてくれた児童全員に訊きました。
マイクを向けて訊いていくと
「お医者さん」「看護師さん」
「洋服屋さん」「パン屋さん」
「服のデザイナー」「ゲームクリエイター」
「宇宙を研究する人」「総理大臣」
「バレーボール選手」「バスケットボール選手」
「幼稚園の先生」「ユーチューバー」
・・・などなど、
いろんな夢を訊くことができました。
そうすると先生からこんな声がありました。
「〇〇さんは、
そんな夢持っていたんだね。
知らなかったよ。」
そのとき、
環境によって児童たちが
答えてくれたのかも
と感じました。
普段の学校生活と少し違う場で、
よく知らないけど
楽しそうに影絵人形劇をする
おじちゃんが「夢って何?」って訊くほうが
先生方や親御さんから訊かれるよりも
答えやすいのかなって。
もちろん少しずつ関係を築いたから
というのもありますよ。
先生方や親御さんは
子どもたちにこうなってほしい
という願いがあるので
仕方ない面もありますが、
いつも正解ばかり求められていて
「これはダメ」「あれはダメ」
と言われていると、
夢まで評価されそうで、
子どもたちは
夢を言いにくいのかもしれません。
僕はすべての夢を受け止めて訊いていたので、
夢を言いやすかったのかもしれません。
夢を言いやすい雰囲気・環境だったのかな
って感じています。
僕がすべての夢を受け止めるのには
大きな理由があります。
それは
「やってみないとわからないから」。
先生方や親御さんは
自分が今まで経験してきたことで
判断しようとします。
自分が今まで経験してきたことの中で
安全な道を子どもたちには歩いてほしい
と願う気持ちは理解できます。
でもそれって
子どもたちの可能性を信じていないのかも
って思ってしまいます。
自分の枠組みの中で収まるくらいにしか
子どもたちが成長しないと考えているのかもって。
僕は
児童たちの可能性を信じています。
今回、夢を訊いた児童たちの中に
僕が想像もしないところに行く
児童たちもいることでしょう。
考えるだけでわくわくします。
僕が今回、児童たちに伝えたことは
夢を持つも持たないも自由だよ。
大きいも小さいも自由だよ。
自分の気持ちを大切にしようね。
ということです。
「夢を持っていますか?」と訊いて
手を挙げなかった児童も当然います。
恥ずかしいからかもしれませんし、
すぐに思いつかないからかもしれません。
夢って
「持ちなさい!」と言われて
持つものでもありません。
周りのみんなが持っているからという理由で
持つものでもありません。
「もっと大きくしなさい」と言われて
大きい夢を持つものでもありません。
周りの人と比較して
大きい夢を持つものでもありません。
自分の気持ちを大切にして、
自分が本当にわくわくする方向に
歩いていこう、一歩踏み出そう
という気持ちになってくれれば
という想いで話しました。
もうひとつの狙いとして
児童たちが普段あまり接しないタイプの
大人と接することで、
感じ方や考え方の幅が広がってくれれば
というのもあります。
子どもたちの可能性を信じて
これからも活動していきます。
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