一体感がより生まれるために
影絵劇団「打ち出の小づち」は
子どもたちに参加体験してもらう
演目があります。
▼参考Youtube
https://www.youtube.com/watch?v=0VZ7clVxqQk
先週の記事で子どもたちに
参加体験してもらうことによって
➂一体感がより生まれる
というメリットがあると書きましたが
今回はその内容について書きます。
子どもたちは観るだけでも
同じ目的を持っていますので
ある程度の一体感があると思います。
それが参加体験することによって
参加体験している友達を応援しよう
という気持ちが生まれることでしょう。
知らないおっちゃんがやっているよりも
友達がやっているほうが
感情が動くことでしょう。
また、先生にご協力いただく演目もあります。
そうすると、
先生の新たな一面を見ることができ、
関係性が深まることにもつながります。
そして
みんなで作り上げようという意識にも
つながります。
前回の「➁子どもたちがより感じ、より考える」
の話の中でも触れましたが、
観ていた友達から
感想を聞かれたり、
感想を言ってもらったり、
観ていた子と参加体験した子が
お互いに感じたこと、
考えたことを話したり、
というコミュニケーションが生まれるかもしれません。
友達だけではありません。
お父さんお母さん、先生たちに
話してみたくなるかもしれません。
組織論の中で、
アメリカの経済学者バーナード氏が
提唱した「組織成立の3要素」があります。
組織が成立するためには
➀共通目的、➁コミュニケーション、➂貢献意欲
の3つが不可欠であるというものです。
僕も本当にそうだと考えています。
組織のメンバーが
バラバラの方向を向いていては
組織として成立しません。
だから「共通目的」は必要です。
また、「コミュニケーション」をとって
考え方などをすり合わせないと
組織のメンバーの向いている方向を
揃えることは難しいでしょう。
そして「共通目的」と
「コミュニケーション」を満たすことによって
組織のメンバーの「貢献意欲」が高まり、
一体感が生まれてくる
と考えています。
参加体験することは
この「組織成立の3要素」
を満たすことにつながる
と考えています。
小学校もひとつの組織です。
せっかくの芸術鑑賞の時間、
子どもたちだけでなく、
先生方、親御様も含めて、
一体感がより生まれる
きっかけになってくれたら
と考えています。
影絵劇団「打ち出の小づち」では
一体感がより生まれるために
参加体験をしてもらう
仕組み・作品選び・演出を考えました。
おかげさまで
小学校で公演をさせていただくと
先生方、親御様方からも
喜んでいただいています。
それでは今日も
明るく元気に前向きにいきましょう。
小学校等にて |