【芸術鑑賞会】子供たちを信頼することから始めよう
影絵劇団「打ち出の小づち」は、
小学校で参加体験型の影絵人形劇をしています。
事前に先生方から、参加体験型という意味を聞かれます。
「劇中、子供たちに人形を動かしてもらうシーンのあるんですよ」
「その場で元気よく手を挙げてくれた子にやってもらいます」
というお話をさせていただくのですが、
そのときに
「うちの子供たちにできますか?」
「壊したりしないですか?」
などを尋ねられることがあります。
私は、
「大丈夫です。他の小学校さんでもしていますから。」
「もし壊れたとしても、針金が歪んだり、
ピンが外れたり、輪ゴムが切れたりするくらいですので。」
と答えます。
人形は、とてもシンプルにできているので、
壊れにくいですし、壊れたとしてもすぐに直せるのです。
子供たちに人形を動かしてもらうと、みんな楽しくしています。
スクリーンを倒すこともありません。
機材に触ることもありません。
私はまず、子供たちを信頼することから始めています。
人形を動かす子供たちは、
同じ演者です。
パートナーです。
信頼しないと、良い影絵人形劇になりません。
子供たちが面白い動きをしたりすることで笑いが起きます。
子供たちに助けられているのです。
信頼して、お互いに助け合うことがとても大切なのです。
生徒だから、
子供だから、
年下だから、
こちらから一方的に指図するだけでは信頼関係は築けないと考えています。
「信頼しろ」と言われても信頼できません。
詐欺師でも「信頼しろ」と言います。
お互いに信頼し合える関係を築くには
こちらから信頼することが大切なのです。
参加体験型の影絵人形劇は、
短い時間の中で子どもたちと信頼関係を築くことから始めています。
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※影絵劇団「打ち出の小づち」Facebookページ
小規模の(児童数おおむね150名以下の)
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