「〇〇しなさい」「〇〇してはダメ」が伝わらないときは
子どもたちに「○○しなさい」「○○してはダメ」
と言っても伝わらないことがあります。
そのときは「目的」「理由」を伝えるように心がけることです。
「何のためにするのか」「なぜしてはいけないのか」
が曖昧だと伝わりにくくなります。
例えば、影絵劇団「打ち出の小づち」では
参加体験型の影絵人形劇を行っています。
小学校の公演ではあまりいないですが、
イベントなどではスクリーンに触ろうとする子がいます。
少しくらいなら問題ないのですが、
気持ちが高ぶって、
もたれかかるくらいの勢いで触ろうとする子の場合、
最初に「危ない!!!」とだけ言います。
その子が落ち着いてから
「バターンと倒れて危ないから触らないでね」
と言います。
スクリーンが倒れると、
その子も周りの子も危ないから気を付けてね
ということを伝えています。
私たちは一瞬しか子どもたちと接しませんが、
子どもたちと毎日接する先生方は
本当に大変だと思います。
丁寧な対応をしている先生方が多いですが、
注意していただきたいのは、
その目的や理由の裏に
「私のために」が見え隠れすると
伝わりにくくなる場合があります。
尊敬や信頼の気持ちが満たない場合、
「私のために」が見え隠れすると
逆効果になることが考えられます。
尊敬や信頼の気持ちは、
すぐには生まれませんので、
時間が必要です。
間違っても、
「尊敬しなさい」「信頼しなさい」
と言ってはダメです。
言動を一致するなど地道な振る舞いが必要です。
だから、まだ尊敬や信頼を抱いていないだろう
子どもたち(大人の部下や後輩なども同様ですね)には
「目的」「理由」を伝えることが重要なのです。
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小規模の(児童数おおむね150名以下の)
小学校や保育園などで影絵人形劇の出張公演を承ります。
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