自分で感じて自分で考える楽しさを子どもたちに!
私は影絵人形劇で、子どもたちに
「自分で感じて自分で考えることの楽しさ」
を伝えられたらと考えています。
日本最大の人形劇の祭典「いいだ人形劇フェスタ」
への参戦を終え、課題はあるのですが、
方向性は間違っていないと再確認できました。
以下、公演をした公民館の方との事前のやり取りです。
(注:複数の方との会話をつないでいますので、実際の会話のままではありません。)
公:影絵劇なので、場内は暗くしたほうが良いですよね?
私:いえ、電気をつけたままで大丈夫です。
子どもたちに参加してもらうときに、
暗いと危ないですから。
電気をつけたままでも、
スクリーンに映った絵は見えますよ。
公:参加・体験型というのは、劇が終わってから
触らせてもらったり体験できるってことですか?
私:いえ、子どもたちに劇に参加してもらいます。
劇の中に、子どもたちに人形を動かしてもらう
シーンがあるんですよ。
劇中に人形を動かせなかった子どもたちのために
劇終了後に人形を触ってもらえる場所を設けます。
公:そうなんですか!
子どもたちは、ちゃんとできますか?
私:大丈夫です。
いつも子どもたちはできていますよ。
公:どのように子どもを選ぶのですか?
私:元気に手を挙げてくれた子をその場で選びます。
公:子どもたちが使う用の人形を
持たせるのですか?
私:いえ、特に子ども用の人形ってのはないです。
私と同じものを子どもたちにも持ってもらいます。
公:壊したりしないですか?
私:大丈夫です。
壊れるとしても、留めてあるピンがとれたり、
針金が歪んだりするくらいでしょ。
すぐに直せますので。
毎年、数々の人形劇を観ている方々も、
参加・体験型で劇をするということが
イメージできなかったようです。
また、子どもたちができるのか、
子どもたちがやらかさないか、
ちゃんと劇が成立するのか不安があったようです。
公演が始まると、
子どもたちの反応を見た公民館の方々は
参加・体験型の意味を理解して、
不安もなくなった様子で、
とても喜んでくれました。
公演終了後、
公民館の方々からは次のような言葉をいただきました。
できるかどうかではなく、
やりたいかどうかで
迷わず素直に手を挙げてましたねー!
自分なりに考えて、人形を動かしていましたねー!
普段できない経験をして、
お母さんや友達に得意げに話していましたねー!
今までの人形劇では、
見ることのできなかった子どもたちの姿を
見ることができたと
公民館の方々は言ってくださいました。
昨年、「いいだ人形劇フェスタ」に初参戦したとき、
子どもたちの反応を信じようと決めて、
今のスタイルを貫いていました。
それは間違いではなかったと実感できました。
(参照:昨年のお客様の声)
私は来年も「いいだ人形劇フェスタ」に参戦する予定です。
今年の「いいだ人形劇フェスタ」はあと1日ありますので、
参加される方、観劇される方はお楽しみくださいませ。