行政にはアーティストも起業家も育てる力がない?

アーティストの気持ちを無視して、
「誰々とコラボしろ」
「こうやったほうが認知度が上がる」
と口を挟む行政の人が時々います。

協力しようとしてくれるのはありがたいです。

ただ、行政の人のほとんどは
アーティストの気持ちが分からないと私は思っています。
事業者の気持ちも分かりません。
起業家の気持ちも分かりません。

なぜなら、行政の方々の多くは、
アーティストになったことも、事業者になったことも、
起業家になったことも経験していないからです。

当事者の気持ちを無視して、
押し付けてくるのは協力ではありません。

行政の人たちは、
「自分たちのほうが上だ」「してあげている」
と考えているのでは、と思ってしまいます。

もし、アーティストや事業者や起業家が
上手くいかなかった場合、
行政は「自分たちがあそこまでやってあげたのに」
と思うことでしょう。

上手くいくにしても、上手くいかないにしても、
自分の気持ちを出してのことなら良いですが、
自分の気持ちを出せなかったら、どうでしょう。

上手くいったとしても達成感は小さいですし、
上手くいかなかったら後悔が大きくなります。

行政の人たちは
なぜ自分のほうが立場が上だと考えているのか。

行政の人たちは
上っ面でしか判断できないからだと思うのです。

なぜなら、経験値が少ない人が多いからです。

自分の経験で判断基準が生まれます。
経験が少ないと判断しにくいこともあるのです。

行政の人たちは、
世間的にうまくいっている人にはあまり口を挟みません。
世間的に上手くいっていない人には口を挟んでくるのです。

「世間的に」という囚われで
人を判断しないほうが良いのではないでしょうか。

アーティストのみなさん、
事業者のみなさん、起業家の皆さん、
「世間的に」という小さな囚われで判断されないくらいの、
行政の人たちに口を挟まれないくらいの立場を目指しましょう。

 

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