【芸術鑑賞会】従来の常識に囚われないことで生まれたメリット
影絵劇団「打ち出の小づち」は
従来の影絵劇団が
囚われていることを取り除き、
安価に提供できるようになりました。
従来の常識には、
大きく以下の2つがあります。
囚われ①複数人で行う
小学校等で公演する影絵劇団は、
複数人のスタッフで公演します。
キャスト、照明、音響などなど
役割が複数あります。
「1人で影絵劇はできない」
という囚われを持っています。
それを
影絵劇団「打ち出の小づち」は
1人で影絵人形劇を提供できる
仕組みを構築しました。
お客さまに影絵人形を持っていただく
参加体験型の影絵人形劇にすることで
私1人でも公演ができる
システムが誕生したのです。
囚われ②ワンボックスカーで移動する
一般的な影絵劇団は、
ワンボックスカー(もしくはトラック)
で移動します。
多くの機材を
運搬しなくてはいけないので、
「ハイエースのような
ワンボックスカーで移動する」
という囚われを持っています。
それを公共交通機関で移動する
ようにしました。
1人でできる仕組みを考える中で、
仕組みを極力シンプルにすることで、
必要な機材を最小限に抑え、
1人で公共交通機関を利用して
持ち運べるようになりました。
その結果、交通費が明確になり、
安価に提供できることにも
つながりました。
デメリット:大人数向けの公演は難しい
上記の2つの囚われを
取り除いたことによって、
安価に影絵劇を提供できる
ようになりました。
一方で、デメリットのあります。
それは大人数向けの公演は
難しいということです。
1人で持ち運べる機材ということで、
仕組みはシンプルです。
また60インチのスクリーンを
使用しています。
これには理由があり、
電車で移動する際、
基準を超えた大きさの荷物を
持ち込むことができない
からなのです。
多くの影絵劇団は、
100インチ以上をスクリーンを
使用しているのですが、
私たちはそれらに劣ります。
したがって、
大人数向けの公演は難しく、
現在は1ステージの観客は
おおむね150名以下で行っています。
150名を超える場合は
低学年と高学年を分けて
2ステージにするなどを推奨しています。
メリット:より一体感が生まれやすい
メリットは、安価に提供できる
だけではありません。
一体感が生まれやすくなった
と感じています。
また、観るだけではなく、
参加体験できるようにしたことで、
児童たちの心をより大きく動かし、
より記憶にも残るものになった
と自負しております。
参加体験した児童たちは、
普段体験できないことに
心を躍らせてくれている様子です。
参加体験しなかった児童たちも、
参加体験している児童を
応援している様子です。
知らない人が
人形を動かしているよりも
自分が、もしくは友達が
人形を動かすことによって
影絵人形劇との距離が縮まっている
ように感じます。
身近なものに感じられる結果、
より一体感が生まれている
ように感じています。
デメリットはありますが、
それ以上の大きなメリットが生まれた
と感じています。
これも常識に囚われなかったからこそ
だと感じています。
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