差別化戦略よりも、個性化戦略を!
経営において、「差別化戦略」という言葉をよく聞きます。
この考え方は悪くないのですが、
私は「個性化戦略」を目指すことが理想だと考えています。
この考え方は、経営だけではなく、
生き方のヒントにもなりますので、書いていきます。
差別化戦略は、他者との比較をする
「差別化戦略」は、経営学者マイケル・ポーターが提唱した競争戦略の一つです。
「差別化戦略」とは、競合他社の商品・サービスと比較して、
機能などの差異を設けることで競争優位に立つ戦略です。
一般的には、経営において差別化戦略は大事だと言われています。
確かに大事ですが、競合他社と比較し続けていると、
中小企業は疲弊してしまいます。
大手を上回るのは難しくなってしまいます。
個性化戦略は、自分の経験から生まれる
これは経営だけの話ではありません。
個人の活動においても同じです。
差別化よりも個性化が重要だと私は考えています。
「あいつにここだけは負けたくない!」と思って、
頑張っておられる方もおられるかもしれません。
ライバルの存在は良い方向に作用することもありますが、
悪い方向に作用することもあります。
いくら頑張っても勝てない場合、
相手の足を引っ張ろうと考えるかもしれません。
これでは何のために頑張っているのか分かりません。
目的を見失っていることになります。
そこでオススメなのは、「個性化」です。
個性はひとりひとり違いますので、
他社、他者との比較の対象にはならないです。
人も企業も、個性を磨くことに注力するのが大切なのです。
自分の個性が分からないとおっしゃる方は
「今までの経験」を思い出してください。
家族でも兄弟でも夫婦でも、経験が全く同じ方はいないのです。
「経験」の中に個性があるものなのです。
過去に嫌な経験をしたことがあっても、
その経験は大きな資源です。
乗り越えた経験があれば、なお大きな資源です。
同じような経験をしている人に伝えると、喜ばれることでしょう。
教育者の方々、親御様たちには、
ぜひ個性を大切にしていただきたいと考えています。
影絵が個性を表現するきっかけに!?
影絵が個性を表現するきっかけになることもあります。
手影絵で、同じウサギを作ったとしても、
形や雰囲気などが違います。
具体的な実物を見せずに、抽象的な影で表現する影絵ですが、
個性が表れるのです。
人形を動かしても、動きだけでなく、表情も
動かしている人によって、違っているように見えます。
不思議なものです。
こんな影絵劇にご興味がございましたら、
お気軽にお問い合わせくださいませ。