差別化ではなく、個性化を!
差別化は他人と比べて、差で勝負するものですが、
個性化は他人と比べず、個を大切にしたものです。
だから、個性化していきましょう。
経営には、差別化戦略というものがあります。
差別化戦略では、競合他社と比較して、
自社が優位になるようにポジショニングすることが大切です。
でも競合他社と比較し続けないといけませんから、
小さな会社や個人事業主は疲れてしまいます。
そこで私がおススメしているのは「個性化」です。
個性は比較するものではありません。
個々に持っている魅力をお客様に伝えれば良いのです。
誰にでも個性はあります。
まったく同じ性質の人間なんていませんから。
まったく同じ経験をした人間はいませんから。
良かった経験も悪かった経験も個性になります。
たとえば、私の場合、学生時代は国語の成績が悪かったですし、
本を読むのが好きではありませんでしたが、
いまは文章を書く仕事もしています。
理由は、私のような人間だからこそ伝えられるものがある
と考えたからです。
文章を書く人の多くは、
昔から本を読むのが好きで、
国語が得意だったかもしれません。
この人たちは、
本が好きではなくて、国語の成績が悪い人の気持ちは
理解しにくいものだと思います。
だから、私のような人間のほうが、
本が好きでない人、国語の成績が良くない人の気持ちは分かると思うし、
本が好きでない人、国語の成績が良くない人に
届くように書けるかもしれないと思うのです。
良くない経験を個性にした例です。
経験から個性は生まれます。
あなたにしかない経験を求めている人は必ずいます。
私はそう信じています。
ですので、個性化していきましょう。
一億総個性化社会になれば面白いですね。