【芸術鑑賞会】演目紹介:注文の多い料理店
影絵劇団「打ち出の小づち」は
小規模の小学校を中心に
影絵人形劇の公演をしています。
今回は、
影絵人形劇の演目の紹介をします。
演目のひとつに
「注文の多い料理店」があります。
「注文の多い料理店」は、
小学校で行うために作った演目です。
演目を「注文の多い料理店」に
しようと決めるときも
一寸法師のときと同じく
3つのことを考えました。
➀多くの人が知っているお話
➁登場人物が少ないお話
③影絵的な遊びができるお話
▶参照:【芸術鑑賞会】演目紹介:一寸法師
「➀多くの人が知っているお話」
ですが、
教科書に掲載されるお話で作ろう
と考えました。
本で読むのと、
影絵人形劇で観るのとでは
感じ方や考え方が違うことでしょう。
いろんな感じ方や考え方があることを
伝えたいからです。
次に「注文の多い料理店」は
「➁登場人物が少ないお話」
にも当てはまります。
基本的に2人の紳士だけで話が進みます。
そして影絵劇団なので、
「③影絵的な遊びができるお話」
にしたいと考えました。
そのときに思いついたのが
2匹の犬です。
2匹の犬を思いっきり動かそう
と考えました。
「注文の多い料理店」を選んだ理由は
上記3つですが、
影絵人形劇「注文の多い料理店」を作る中で
「注文の多い料理店」で
児童たち、親御様方、先生方に
伝えたいことが見つかりました。
「注文の多い料理店」は、
料理を食べようと思って
入った料理店で、
料理にされて食べられかけました。
食べられかけた経験、
食べられた経験がある人は
ほとんどいないことでしょう。
本は経験したことのないことを
想像して
感じたり考えたりできます。
文学作品は難しいように思う人も
おられると思いますが、
図書館や図書室には
いろんな本がありますので、
読書を楽しんでください。
招いてくれたからには
親御様方や先生方が
子どもたちに伝えたいメッセージを
盛り込むことも考えています。
また、「注文の多い料理店」は
先生方に朗読をしてもらい、
私が影絵を映すことに専念しています。
先生方に朗読してもらうのも
ひとつの試みでしたが、
上演させていただいた小学校では
おかげさまで好評を得ています。
この狙いは、
より一体感を醸成することです。
「一寸法師」では、
児童たちに参加してもらいますが、
「注文の多い料理店」では、
先生方に参加してもらいます。
全員が参加して、
全員が自分事と捉え、
全員が楽しみ、
全員が楽しませる。
ひとつになりやすい状況を
作るために、
先生方に朗読してもらっています。
ひとりで影絵人形劇をすることを考えているときに
「そうだ!先生に朗読してもらおう!」
と思いつきました。
影絵劇団「打ち出の小づち」は、
小学校や保育園などが
ひとつになって楽しめるように
私たちにできることをしていきます。
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