こだわり➀ 人形に目を入れない

影絵劇団「打ち出の小づち」の
人形には、目が入っていません。
それは、目を入れると、
人形の表情が決まってしまうからです。
ひとつの人形で
楽しいシーンも悲しいシーンもしたい
のもありますし、
観ている人たちに自分なりの
楽しい顔や悲しい顔を想像してほしい
のもあります。

影絵人形劇は
演じるだけでは未完成です。
観ている人たちの想像力を加えて
完成するのです。

こだわり➁ 参加体験型の影絵人形劇をする

影絵劇団「打ち出の小づち」は、
観ている人たちに参加体験してもらう
参加体験型の影絵人形劇をしています。

それは、より影絵人形劇を
楽しんでほしいからです。

参加体験することは
観劇よりも
自分で感じたり
自分で考えたりする
楽しさを味わえると
感じています。

劇中で参加体験できるのは
限られていますので、
公演後、児童たちが
人形に触れる場を設けています。

また、劇中で参加体験できなかった
児童たちも、参加体験している
児童たちを応援しているように
見受けられます。

参加体験することで、より一層
一体感が生まれることでしょう。

子どもたち・親御様方の声【影絵劇団「打ち出の小づち」】 – YouTube

 

こだわり⓷ 主に小規模小学校で公演をする

私は12年くらい、影絵劇団に所属していました。
少なく見積もっても
500以上の小学校で、
10万人以上の児童たちの前で
公演しました。
そのときに感じたことがあります。

小規模の小学校は、
劇団や楽団を招く機会が
少ないかもしれない。

文化庁の助成金等をもらわずに
劇団などを招く場合、
児童1人当たり数百円を集めて
招く小学校が多いのですが、
小規模の小学校では
児童1人当たりの負担が
大きくなってしまいます。

そこで他の劇団と比べて
お手頃価格で提供するためには
どうしようかを考えました。

そこで私の中で出た結論が以下の3つです。
・1人でする。
・機材等を公共交通機関で運ぶ。
・システムをシンプルにする。

人数が多くなると、
もちろん人件費がかかりますので
私ひとりでできないか
を考えました。

機材等を公共交通機関で運ぶと
料金が明確になります。
機材等を公共交通機関で運べないか
を考えました。

ひとりでできるくらい
機材等を公共交通機関で運べるくらい
システムをシンプルにできないか
を考えました。

そこで生まれたのが
今のシステムで、
小規模の小学校でも
依頼しやすくなった
と感じています。

このシステム、
この価格設定が生まれた背景には
こんなこだわりがあるのです。