1人で影絵劇をするってたいへん?

たいへんなことはもちろん多いですが、
1人ですることにはメリットもあります。
まず1つ目。
一体感があります。
1人なので一体感があって当たり前なのですが、
劇団では一体感を作るのは簡単ではありません。
例えば、タバコを吸う劇団員と吸わない劇団員がいたとします。
近年の小学校では「敷地内禁煙」です。
しかしタバコを吸う劇団員は隠れて吸おうとするかもしれません。
小学校の中に停車している劇団の車の中などで。
また、小学校の敷地から一歩出たところで吸おうとするかもしれません。
タバコを吸わないように注意しても、隠れて吸うかもしれません。
こういうことがあると一体感を作るのは難しいのです。
でも、1人だと「私はタバコを吸わない」と決めてしまえば良いのです。
1人だと一体感があるのです。
次に2つ目。
迅速な意思決定ができるのです。
何人か劇団員がいると、意見がバラけることもあるでしょう。
意見を取りまとめて、行動に移すのに時間がかかるかもしれません。
1人では自分が「やる」と決めれば良いのです。
例えば、私は先日、
日本最大の人形劇の祭典「いいだ人形劇フェスタ」に参加しました。
効率的かと言えば、効率的ではないでしょう。
移動時間はかかりますし、
もっと他で公演したほうが利益になるかもしれません。
別の劇団員がいると、
「効率的ではないからやめたほうがいい」
という意見が出たかもしれません。
しかし私は「いいだ人形劇フェスタ」に参加することを決めました。
自分の力を知るため、観客の反応を知るため、
他の劇団とのつながりを作るため、
経験を積むため、などの目的で参加を決めました。
自分が決めれば、それが劇団の意思決定になります。
最後に3つ目。
柔軟な対応ができます。
例えば、「いいだ人形劇フェスタ」に参加したとき、
私は影絵劇で使用する人形を持って散歩に行っていました。
そうすると、とあるお母さんとお子さまに喜んでいただきました。
もし大きな劇団なら、車の中に人形を置いているので、
人形を勝手に持ち出すなんてことはできません。
このような出会いもなかったのです。
でも私は1人で影絵劇団をしているので、
このようなことができました。
1人ですることはたいへんなこともありますが、
このようなとても大きなメリットがあるのです。
だから、たいへんでも1人でしています。
児童数の多くない小規模の(おおむね100名未満の)
小学校や保育園などで影絵人形劇の出張公演を承ります。
(大規模の場合は、2ステージ公演をオススメします)
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